範囲選択が苦手な方、ドラッグをせずにシフトキーと矢印キーで操作しましょう

パソコンが苦手、という方の中に「マウス操作が苦手」、特に「ドラッグが苦手」という方がいらっしゃいます。
がんばってしまうので、マウスを握る手の甲が痛くなっちゃったりします。
でもそんなにギュゥゥゥッとマウスを握らなくても、シフトキーとクリック、矢印キーを使うことでラクラク範囲選択できるので今日はそれをご紹介します。
目 次
シフトキー+クリックを使って範囲選択する
始点と終点を指定すると、その範囲を選択することができます。
例えば、ここからここまで範囲選択したい、とします。
- まず始点をクリックします。でも画面上特になんの変化もありません。気にせずクリックします。
(何回クリックしても大丈夫です) - 終点をシフトキーを押しながらクリックしてください。青白反転します。
間違えたときは、何もないところでクリックすれば解除
間違えたときは
何もないところでクリック!!!
範囲選択していない状態に戻ります。
何度やっても大丈夫ですし、ページをまたいでもできます。
スクロールしても選択可能
ひろーーーい範囲を選択するときに、スクロールが必要なこともありますよね。
そのときも
- 始点をクリック(何も変化なし)
- スクロールバーで終点までスクロール
- 終点をクリック
これで広い範囲を選択することができます。
一文字だけ範囲選択しそこねたとき
一文字だけ選択しそこねてしまった・・・というときありますよね。
こんな場合です↓。
そのときは、範囲選択している状態(青白反転のこの状態)で、シフトキーを押しながら右向きの矢印キーを2回押します。
(シフトキーはずーっと押したまま)
すると、青白反転が矢印の方向へ伸びていきます!選択したい範囲まで確実に伸ばしたらシフトキーを押します。
逆に、一文字多く選択してしまったので減らしたい、というときにも使えます。
シフト押しながら矢印キーは使える
シフト押しながら矢印キーは、上下左右どのキーも使えます。
始点をクリックしてからシフトキーを押しながら下向きの矢印キー(↓)を押すと1行づつ範囲選択することができますし、その逆(シフトを押しながら上向きの矢印キー)だと選択範囲を1行ずつ解除していくこともできます。
これはどのソフトでも使えるし、セルの選択でも使える
今回は、ブラウザでWikipediaのページをサンプルに説明しましたが、
たいていどのソフトでも「始点をクリックし、終点をシフト押しながらクリック」で範囲選択することができます。
ExcelやGoogleスプレッドシートでのセルの選択も、
始点のセルをクリックし、
終点のセルをシフトキーを押しながらクリックすれば範囲を選択することが可能です。
(スクロールしてもOK)
範囲を選択することができれば、その範囲に対して操作していくことができます。
コンピュータは間違えてももう一度やればいい、という点でとても気楽に接することができますが、まずは範囲選択がスッとできるようになっておくとすごくいいです。
範囲選択はサクッとできたほうがいいと思う理由
わたしは昔、初心者向けパソコン教室でインストラクターをしていたことがあります。
そのとき、講座の進め方を教えてくれた先輩インストラクターさんが、
範囲選択がちゃんとできないと次にすすめないから!
といって、1時間かけて範囲選択の特訓をし、その次の講座からも最初の10分は「範囲選択の復習」と称して何度も何度も繰り返して「もうしつこいよ」って言われるくらい生徒さんに「範囲選択」を練習してもらってました。
それを見ていた私は、はじめのうち
「そんなにやったら飽きてしまうんじゃないかなぁ~~~」
と思っていましたが、
講座を進めるにつれて、範囲選択をサクッとできる生徒さんがどんどん新しい操作に慣れていくのを見て、先輩の考えが正しいのだと思うようになりました。
今でも「パソコンが苦手だ」という方にはこの方法をコソッとお伝えしています。
そんなわけで、今日はパソコンの初歩的操作についての解説でした。ではまた。